木曽路を歩く – ウィリアム・スコット・ウィルソン

 お気づきのように、ブログのタイトルを今回から変更した。今まで御嶽山周辺について紹介していたのだが、今後は中山道中心にコンテンツをシフトする予定。今まで通り、地球、宇宙などに関する記事もボチボチ書いて行こうと思っている。また今回から、記事を英語に訳した投稿も始めることにした。

 さて本題。ウィリアム・スコット・ウィルソンは、日本文化、特に武士道を欧米に紹介する研究者として知られており、宮本武蔵の『五輪書』、世阿弥の『風姿花伝』、柳生宗矩の『兵法家伝書』などを英語に翻訳した翻訳家としても有名。

 その W.S.ウィルソンが、実は数回にわたって木曽路を歩いている。そして木曽十一宿を紹介するために書いたのが、“Walking the Kiso Road”という本だ。まだ日本語に翻訳されてはいないが、そのまま和訳すれば『木曽路を歩く』ということになるだろう。

 江戸時代と武士道の研究者・翻訳家であるウィルソンが書いた、初めての「旅日記」ということになる。もちろん、中山道を通して江戸文化を紹介するのが彼の目的だろう。最近になって、徒歩や自転車で木曽路を通過する外国人がめっぽう増えているが、この本の影響も多少はあるのかもしれない。

 この写真は、贄川駅から少し塩尻方面に行くと国道 19 号線沿いに建っている「是より南 木曽路」という石碑。目立たないので、うっかりすると見逃してしまう。もちろん“Walking the Kiso Road”でも、木曽路の旅の出発点は十一宿への北の入口である「贄川宿」だ。

 国道には、ドライバーにも良く見えるようにこんな標識が出ている。「是より南 木曽路」の石碑があるのは、写真の写っている満開の桜の木のすぐ近くだ。

 そしてそのすぐ近くではトンネル工事が進んでいる。来年(令和二年)の一月にはトンネルが開通するらしい。たぶんトンネルの入口近くにやや大きな駐車場と公園も整備されるだろう。ドライバーは駐車場に車を停め、歩いて石碑を見に行くことになる。

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