JR南木曽駅から妻籠宿を経て馬籠宿まで – Nakasendo walk from Nagiso St. to Magome

 普通に歩いても楽しい妻籠宿・馬籠宿のウォーキングだが、今回はいくつか工夫を凝らして、楽しみ倍増のガイド付きツアーを企画した。その工夫とは、南木曽駅から歩いて妻籠宿に入ること、そして妻籠宿の「脇本陣奥谷」と付属の資料館もコースに含めたことだ。地元ガイドと一緒に歩けば、マップを片手に歩いただけでは到底得られない満足感が得られるだろう。

 南木曽駅を出て妻籠方面に向かうと、ほどなくしてこんな石畳の坂道に出会う。

 1時間ほど山道を歩いて妻籠宿。車で到着するのでは味わえない「中山道を歩いて宿場に着く」感覚が得られる。

 脇本陣奥谷。囲炉裏のある居間では、案内人の女性から楽しい説明が聞ける。併設されている資料館もおすすめだ。

 これはコロナ前の12月に撮影した同じ場所の写真。冬の間、貴重な日の光をしっかりと入れるために、煙抜きの格子戸が設けられている。見事な煙の芸術を、僕はスモークビーム(smoke beam)と名付けた。

 生駒屋の前のアオギリの木。東南アジア原産の植物だが、木曽の中でも比較的温かい妻籠では何とか育っているようだ。この場所に植えられている様子は昭和初期の写真にも写っていて、大きさは当時の写真でも今とあまり変わらない。芯止めされているので高さが抑えられ、言ってみれば「大きめの盆栽」になっているのだ。妻籠宿のシンボル。

 馬籠峠最大の難所、馬が登れない坂道。坂の中ほどに「牛頭観音像」がある。馬頭観音はどこにでもあるのだが、牛頭は非常に珍しい。急坂なので馬では登れず、牛を数頭繋いで重荷を運んだと言われる。そんな牛でも命を落とすことがあったので、鎮魂の意味で観音様を祀ったのだろう。

 女滝(めだき)。本稿の末尾に載せたフォトギャラリーでは男滝(おだき)も見ることができる。

 樹齢三百年と言われるサワラの巨木。枝の形から神様がお座りになる神居木と呼ばれる。

 馬籠宿手前の坂道。

 馬籠峠を越えると岐阜県だ。岐阜県内では中山道を示す特殊な紅白の石をちりばめた路面舗装が見られる。白は春の桜、赤は秋のモミジを表しているのだとか。

 馬籠宿の外れにある展望台。恵那山が良く見える。この辺りで木曽谷とはお別れ、空の広い美濃国の風景が広がる。江戸時代の旅人も、難所を越えてホッと一息ついたことだろう。

2022 妻籠・馬籠フォトギャラリー

懐かしい三年前の馬籠宿

 下の動画は 2019 年 6 月、コロナ禍前のまだ外国人がたくさん歩いている頃に撮ったもの。早くこんな状況に戻ってくれないかな。

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