今年は全国的に暖かい春になっている。木曽地方でも、桜の開花が前代未聞の早さだ。四月になる前に桜が咲いたなんて全く記憶にない。
木曽町にある興禅寺の垂れ桜(時雨桜と呼ばれている)も見事に咲き誇っている。
本堂前に垂れ下がる時雨桜。なかなかの風情だ。
これは宮ノ越宿。義仲館に向かう橋の袂で満開になっている。
宮ノ越宿から歩いて 5 分の所にある桜の名所「徳音寺(とくおんじ)」。
徳音寺の桜をアップで。
JR 奈良井駅から見た奈良井宿。平日なので、路線バスの乗客もまばらで宿場を歩く人もごくわずか。コロナの影響で、こんな状況がずっと続いている。
JR 奈良井駅から北へ向かう中山道。木曽平沢まで、ほんの 40 分ほどで歩ける。
まず踏切を渡る。
すぐに橋に出るので、渡り終わったら国道の手前の道を奈良井川に沿って進もう。
静かな堤防の道。時々車が通るが、国道の喧噪とは大違いだ。
小さな歩道橋があるのでこれを渡る。
満開のレンギョウ。
対岸の柳も芽吹きが始まっている。なんとも淡くて美しい緑色だ。
ちょうど普通列車が通過した。
中山道は、JR の鉄橋をくぐる。
鉄橋をくぐってしばらく行くと橋があり、それを渡ると木曽漆器館の建物が見える。
木曽平沢の町並み。
バス停の前にある「ちきりや万右衛門」。この漆器店はギャラリーと資料館をミックスしたような店内になっており、木曽漆器の歴史が手に取るように分かる。
ちきりや。道路を挟んで斜め前にある「ちきりや」の母屋。江戸時代からの古い建物が保存されていて、内部見せていただくと重要文化財並みの佇まいだ。
北の外れにも雰囲気のある家並み。
木曽平沢駅。藪原駅から中山道を歩いて鳥居峠を越え、奈良井宿で昼食をとりながら散策し、さらに木曽平沢まで歩くと、一日のウォーキングとしてちょうど良い距離になる。JR の待ち時間を利用して漆器の町をゆっくり見るのも楽しい。