Essay

忘れられない国(六) グリーンビル

 飛行場には、モンロビアから無線連絡を入れて運転手を呼んである。もちろんこの当時、1980年代末ごろにはケータイなんて便利なものはなかったから、連絡はすべて無線機で行う。  無線機とは、写真のようなスピーカーの付いた箱で、これに渦...
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2018年7月23日 木曽町、豪快な神輿まくり

 毎年7月22日と23日、僕が住む木曽町では恒例の水無(すいむ)神社例大祭が行われる。誰が言ったかは定かでないが「日本三大奇祭」の一つという説も。「奇祭」といわれる所以は、大工さんが松と檜を使って400キロ近くある御輿を毎年新しく作り、それ...
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2018年7月18日 チャオ御岳、夏営業を開始

 木曽側から見た今日の御嶽山。先日の大雨で山頂近くの雪もすっかり溶けて夏山の姿だ。火山灰が積もっているところだけ色が変わっているが、これはもう雨で流されるというレベルではなく、しっかり固まって山の一部になっている感じ。 ...
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2018年7月3日 集中豪雨、濁河温泉を襲う

 ニュースとしてはちょっと遅いが、6月28日未明に起きた岐阜県下呂市の集中豪雨が今回のテーマだ。ちなみに、濁河温泉の正式な所在地は「岐阜県下呂市小坂町落合唐谷」である。住所だけ見て、下呂温泉の一部だと思ってくる観光客が後を絶たない。 ...
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七月・八月の星空

7月の新月:13日  したがって21時頃に満天の星空が見られるのは7月6日~16日。 8月の新月:11日  したがって21時頃に満天の星空が見られるのは8月4日~14日。 今年の夏の天文現象  2018年の夏は、いろい...
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2018年6月26日 木曽町の崖家造り

 濁河温泉から見る御嶽山の残雪。残りわずかなので、七月上旬には消えるだろう。残雪を何かの形(種まき爺さんとか)に見なすのは昔から良く行われているのだが、今年の残雪、「向かい合う猪と狼」に見えないだろうか。  その残雪のすぐ下に...
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水月湖の奇跡 – その3

 遅くとも梅雨明け前までには水月湖を訪問しようと計画していたのだが、若狭行きを秋まで延期するかもしれない。水月湖と一緒に詳しく見ようと思っていた「若狭三方縄文博物館」に隣接して、なんと福井県の「年縞博物館」というそのものズバリの施設が、今秋...
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2018年6月13日 バラ庭 – 第二弾

 梅雨の晴れ間に一斉に咲きそろったバラ庭。これから7月にかけて、次々に咲いては散って行く様々な品種が楽しめる。バラ作りには、施肥、消毒、剪定などけっこうな手間がかかる。それでも、春になると新芽が吹き出し、そして葉が出そろうとかわいいつぼ...
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2018年6月4日 いよいよ木曽でもバラの開花

 今回のメインテーマであるバラの話を始める前に、5月31日に目撃した御嶽山の冠雪を報告する。上の写真は同僚のスマホで撮ったもの。ちょっと見づらいが、頂上付近が少し白くなっているのが分かるだろうか。たぶん今シーズン最後の降雪になると思...
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忘れられない国(五) サイノへ飛ぶ

 スプリングペイン・エアフィールドは国内線専用で、ジェット機の発着はできない。それでも今朝は数機のプロペラ機が出発するらしく、入口周辺には例の「むりやり荷物係」の少年たちが何人かうろついている。僕が荷物を持って車から降りると、「ミスター・チ...