2018年3月14日 星と薔薇と・・・

 このブログを最初に作ったときのタイトルは「星と薔薇と温泉の日々」だった。そこからなぜ薔薇が削除されることになったのか。

 10年前に苗を5本買ってはじめたバラ庭作り。僕は子供の頃から凝り性なので、いろいろなタイプの品種が次々に欲しくなる。毎年追加しているうちに、オールドローズを中心として、原種やモダンローズを含めて40種類以上になり、60坪ほどの庭がバラで一杯になった。地元版の市民タイムスに2度も掲載されて、「バラのおじさん」となった。

 僕の家は木曽川沿いにある。春になって道路に面したバラ棚が満開になるとなかなか見ごたえがあり、ウォーキング中のご婦人方が立ち止まって「すごいねぇ」と絶賛して行く。見てくれる人がいると嬉しいもので、僕はけっこう気合いを入れてバラ庭造りに励んでいた。自宅で技術翻訳の仕事をしていたので、庭仕事をする時間も十分にあった。

 しかし3年前に諸般の事情(そのうちプロフィールに書く予定)から翻訳の仕事を辞めることになり、濁河温泉の旅館で働き始めた。ちなみに僕の名刺に書いてある肩書きは「星空インストラクター」。「バラのおじさん」から「星のおじさん」への転身である。天体観測を趣味にしていたのは今から40年も前のこと。久しぶりの復帰である。

 さて、旅館への勤務を始めてから3年が経過。だんだん仕事が忙しくなってバラ庭の手入れがおろそかになってきた。実際、バラには非常に手がかかる。さらに他の庭木の剪定や、芝生の手入れ、雑草の除去なども楽ではない。とてもフルタイムの仕事の片手間では無理なのだ。

 そんなわけで、今年から徐々にバラの本数を減らすことにした。したがって、満開のバラ庭の夢のような光景も今年で最後になりそう。最後にしっかり写真を撮って思い出にしようと思っている。

 そんなわけで早春のバラ庭を写した一枚。なんとも寂しい光景だ。

 枯れ枝ばっかりに見えるが、よく見るとかわいい芽が沢山出ている。僕はバラの花はもちろん好きなのだが、実は葉っぱや新芽を見ると、花を見る時よりも興奮してしまう。葉っぱフェチ、新芽フェチなのだ。

 木曽川沿いの道路に面したバラ棚にも春の気配が。これから一ヶ月後には薔薇の葉が一気に広がり、開花の大爆発を迎える。このブログでは、もちろん御嶽山と濁河温泉の様子を報告しながら、時々は僕のバラ庭の様子も紹介しようと思う。

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