2019年4月9日 糸静線ビューポイント、松本城の桜

 長野県下各地では、十日にこの時期としては珍しい大雪。すでに満開の場所では桜にダメージが出るだろう。でも松本はまだ三分咲きなので、来週あたり本格的なお花見になりそうだ。大雪が降る一日前、松本市にあるアルプス公園にでかけた。

 常念岳から大天井岳へかけての稜線。標高2000メートル以下では雪解けがかなり進んでいる。

 松本平を一望できるアルプス公園はぼくのお気に入り。この日は遠くまで空気が澄んでいて、糸魚川静岡構造線の存在をはっきりと実感できた。手前に広がる松本平から山並みが立ち上がる辺り、これが東日本と西日本の境界線なのだ。写真の手前から奥に向かって、北米プレートが沈み込んでいる。北アルプスも、中央アルプスも、南アルプスも、その沈み込みによって隆起した地形だ。

 公園内では辛夷(こぶし)の花が満開。

 ここは気温が松本市内より二度ほど低いので、桜のつぼみがほころぶまでにはあと一週間といったところか。

 動物園のそばでは、杏の花が開きかけていた。

 山を下って松本市内へ。松本城のお堀端は桜の名所だ。堀の外側にたくさん植えられている桜はまだ三分咲きといったところだが、内側にはほぼ満開の木も見られる。写真を撮っている観光客の中には外国人も多い。

 お城をバックに満開の一枝。

 芽吹き始めた柳が風に吹かれている。柳と天守閣というのもなかなか絵になるな。

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