中山道:中津川宿から馬籠宿まで(Nakasendo Walking – Nakatsugawa to Magome)

 上の写真は JR 中津川駅。今回は中津川宿を出発して石畳で有名な落合宿まで(3.7km)、そこからさらに馬籠まで(4.3km)、合計約 8km を歩く。距離はそれほどでもないが標高差が約 260m の登りなので、ゆっくり楽しみながら歩く場合は 4 時間の行程を予定しておいた方が良いだろう。

 中津川宿のはずれにある高札場。

 見慣れた中山道の標識。階段をいくつか上りながら高台の上に出る。標識を見落としやすいので注意しよう。

 この標識を左に下ると地下道で国道 19 号の下をくぐる。

 御嶽教の覚明神社がこんなところにも。

 子野の一里塚跡。

 「与坂立場跡」手前の急坂。

 絶景として有名な落合の棚田。ここを通過してしばらく歩くと地下道でもう一度国道 19 号の下をくぐる。

 国道 19 号を横切るのはこれで三回目。前の二回は地下道だったが、今度は陸橋で国道の上を通過する。国道とはこれで「さようなら」。中山道は山に向かって登り始める。

 落合宿の入口にある公園。

 善昌寺の「門冠の松」。折れそうで危ないのだが、もうちょっと風情のある注意書きが欲しいところ。

 落合宿の本陣跡。

 宿場を過ぎてしばらく歩くと「下桁橋(しもけたばし)」を渡る。この写真は、橋を渡り終わって落合宿の方を振り返ったところ。この光景が広重の「落合宿」のモデルだと言われている。下の浮世絵と比べると、なるほどよく似ている。

浮世絵コーナー「落合宿」

 『木曽海道六十九次』に描かれている落合宿。浮世絵のモデルは下桁橋と見て間違いないだろう。画像クレジット:Wikipedia

落合の石畳(The Stone Pavement of Ochiai)フォトギャラリー

 通ってきた石畳を振り返る。この最後の部分は、江戸時代初期に造られた部分がそのまま保存されている。

 しばらく歩くと新茶屋に到着。

 新茶屋の前にあるバス停。ここまでバスに乗れば、石畳だけを歩くことも可能だ。

 ここから馬籠宿までは交通量の少ない長閑な舗装道路が続く。

 岐阜県内では中山道を示す特殊な紅白の石をちりばめた路面舗装が見られる。白は春の桜、赤は秋のモミジを表しているのだとか。

 妻籠宿から歩いて10分のところにある旅宿「本三屋」。Motomiya inn.

 この最後の坂道を登り切ると、賑やかな馬籠塾に到着だ。

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