春の山歩きは驚きがいっぱい – 紅葉ヶ丘から関山公園へ

 不要不急と言われればそれまでだが、健康維持のために適度な運動は欠かせない。一番安全でかつ楽しいのは、もちろん山歩きだ。今回は興善寺の桜を見てから紅葉ヶ丘へ上り、それからさらに関山公園へ。

 興善寺の本堂前。先週まで満開だったしだれ桜の「時雨桜」。すでに葉桜になっているが、これもまた風情がある。ぼくは葉桜の微妙な色合いが大好きだ。

 紅葉ヶ丘に向かって登る途中で見られる山桜。ソメイヨシノもいいけど山桜にはまた違った風格がある。

 ヤマブキの葉が開き始めている。新芽の雰囲気がバラに似ている。

 ツルネコノメソウ(蔓猫の目草)を見つけた。

 こんなに群生している。ちょっと薄暗いところに生えていて黄緑の微妙な色合いが素敵だ。

 コケの芽。細い棒の先に付いている紡錘形の袋(壺と呼ぶ)の中に胞子が入っている。

 ヒトリシズカ(一人静か)。まだ開ききっていない。

 ワチガイソウの仲間。おそらくヒナワチガイソウ(雛輪違草)だと思われる。文献には「茨城県、千葉県、東京都、三重県、愛媛県など点々としか自生地が知られていない稀産種」とあるので、もしこれが本当にヒナワチガイソウなら、長野県では初めての大発見かも・・・。

 権現滝を見てから一旦町に出て、今度は関山公園へ向かう。

2020年4月、森のフォトギャラリー

 福島中学校近くの桜。

 満開の桜。青空に映えて見事。

 畑や民家の庭先でよく見かける青い花。これは外来種で「ムスカリ」という。

 ヒメオドリコソウ。これも外来種。

 この辺りでは猿をよく見かける。

 近づくと、威嚇しようとしている。

 紅葉ヶ丘で見かけたものとは違う種類のコケの芽。壺の先に「蓋(フタ)」が付いているのがよく分かる。

 コケの芽。目玉が同じ方向を向いている。この先端のフタが外れて、胞子が飛び出す。

 こちらは標高が低くて日当たりが良いので、ヤマブキがすでに開花寸前。

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