開田高原の二峠を歩く 地蔵峠・西野峠

 四季を通じて楽しめる開田高原。広々とした御岳の裾野には、いくつかの峠があり、それを縫うように高山へと向かう旧飛騨街道が通っている。今回は峠を二つ越えて合計で約 13km となる旧飛騨街道コースを一日で歩く。

 唐沢の滝。木曽福島駅からここまではタクシーを利用。最寄りのバス停からは約 5km の車道なので、できれば車でここまで来たいところだ。駐車場は 4~5 台分の広さがある。

 唐沢の滝。この写真は 2019 年春に撮影したもの。冬には氷瀑となる。旧飛騨街道コースは滝の向かって右側を上るが、滝を近くから見たいので左のコースを通る。

 旧飛騨街道の道標。街道のあちこちに設けられていて、これを目印に歩くと良い。

 車道から山道に入るときは必ずこの道標がある。。

 地蔵峠にあるお地蔵さん。笑顔が可愛い。

 何度か盗難にあって、昭和以降に新しく再建されたもの。錫杖(しゃくじょう)。通してある遊環(ゆかん)の数は、4 個、 6 個または 12 個の三種類がある。これは 4 個だ。

 幹の途中で合体しているタラノキとカエデ。

 縁結びの石像。

 「木曽馬の里」から御嶽山を望む。この辺りは、季節ごとにそば畑やブルーベリー畑、紅葉など爽やかな高原の雰囲気を楽しめる。

 「木曽馬の里入口」のバス停。開田支所方面へのバス乗り場は道路の向かい側。

 アイスクリーム工房。開田で搾乳された牛乳を使ったソフトクリームが人気。ここからは 2.5km の車道。歩いても良いが、バスに乗れば数分で開田支所へ。アイスを食べながら休憩して、また元気に歩き始めるというのが定番だ。

 バス停「開田支所(開田支所)」。木曽町への合併前は、ここが旧開田村の村役場だった。ここでバスを降りて、旧飛騨街道を西野峠方面へ歩き始める。

 飛騨街道の標識。

 峠道の急坂を登り切ったところにある子安観音。

 城山展望台への分岐にある道標。最後にちょっときつい登りがあるが絶対に行くべき。

 標高 1422 m にある城山展望台。御嶽山を間近に見られる絶好のビューポイントだ。

 城跡から見た御嶽山。いつも見慣れている麓からの御嶽山とは違って、高みから見る迫力ある姿だ。

 これも高みから見下ろす西野部落。しばらく休憩してから西野へ下る。

 西野地区の登山口にある標識。

 山下家住宅。本棟造りの破風(はふ)と懸魚(げぎょ)が特徴。

 考古資料館。なまこ壁の土蔵が博物館になっている。

 柳又型の石器。「柳又型有舌尖頭器」と言えば、考古学の世界では有名な石器タイプの一つ。

 ここが石器が発掘された柳又地区。今でも断続的に発掘作業が進められている。

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