2018年2月13日 御嶽山スイーツ

 御嶽山は均整のとれた美しい山容を持つ複合成層火山。昔から多くの画家の絵心を刺激してきたし、見る方向によって驚くほど見え方が変わるので、写真の被写体としてもなかなかおもしろい。そして御嶽山周辺では、その形をモチーフとした菓子類もいくつか販売されている。今日はそんな御嶽山スイーツを紹介しようと思う。

 まず代表的なのは、木曽町の和菓子屋さん「田ぐち」が売っている「御嶽もなか」。

 こんな風に一つずつ和紙風のしっかりした袋で包装してある。中から出てくるのは・・・。

 こんな形の最中だ。思わず笑っちゃうくらい、見かけは「おみやげ感」満載でちょっとださい。しかし食べてみると、普通の最中とは大違いなのだ。最中というものは、「皮がパリッとしていなければならない」という暗黙の了解みたいなものがある。皮とあんこを別々に包装してあって食べるときに合体させるという凝った最中さえある。

 しかし田ぐちの「御嶽もなか」は、こうした「パリ皮最中」とは完全に決別しており、皮がしっとりしていても全く気にする様子がない。しかも美味しいのである。僕は、正直なところ「パリ皮最中」が好きではなく、菓子盆に盛って出されてもまず手を出すことがない。しかし皮しっとりで粒あんがたっぷり詰まった御嶽もなかは大好きなのだ。食感としては、最中というよりも薄皮饅頭か鯛焼きに近い。

 次は、これも田ぐちの「さくっとパイシュー」というシュークリーム菓子。その荒々しさが南西側から見た御嶽山にちょっと似てるような気がする。

 これは御嶽山とは全く関係ないが、我が家で人気の「バニラクーヘン」。ふんわりカスタードクリームを、ふわっと軽く柔らかい生地で包んだ珍しい洋菓子風和菓子。

 最後に、道の駅で見かけた「御嶽山の頂」という名前のチョコクランチ。この形、御嶽山というよりも昭和新山。うーん、これ売れるかな。

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