お盆休みに家族で烏帽子岳登山
(日本語バージョン:3分18秒)
「中央アルプス」ってどこにあるの?
日本アルプスは、下の地図のように 3 つのパートに分かれている。東の方から北米プレートに押されてできた「三本のシワ」なのだ。「アルプス」と呼ぶのはあくまでも通称であって、正式にはそれぞれ、飛騨山脈(北アルプス)、木曽山脈(中央アルプス)、赤石山脈(南アルプス)という地理上の名前がついている。
北アルプスと南アルプスには 3000 メートル級の高峰が名を連ねているのに、我が中央アルプスはと言うと、名前は「中央」なのに 3000 メートル峰は一つもない。一番高いのが木曽駒ヶ岳の 2956 メートルだ。北と南の両雄に挟まれてやや目立たない中央アルプスなのだが、楽しめる山がけっこう多い。
今回登ったのは、地図で示した烏帽子岳(えぼしだけ)だ。同名の山が北アルプスにもあるので、たぶん全国的にはいくつもあるのかもしれない。ご覧のように烏帽子岳山頂は中央アルプス南部を一望できる絶好のロケーションにある。南アルプスも良く見えるが、御嶽山や乗鞍、北アルプスは晴れていても全く見えない。富士山が見えるかどうかは不明。
雲の晴れ間から、なんとか撮影した風景
今回は曇りがちの天気だったので、目の前の中央アルプスも、遠くの南アルプスもチラッと見えただけでちょっと残念。
霧の間に垣間見えた仙涯嶺(せんがいれい)と南駒ヶ岳。こんな風に見えると、いつの日か登ってみたくなる。天気が良ければ、この右側に空木岳も見えたはず。
ほんの数分だけ見えた南アルプスの峰々。
途中の小八郎岳で。霧の中で、なにか見えないか目をこらす隊員たち。手前から、副隊長、隊長、平隊員、そしてぼくが GoPro 撮影隊員。
頂上直下の見晴らし岩。ここに立つとなんとなく決まる。