2018年1月15日 南から見た乗鞍岳

 富士山はどの方角から見るのが一番美しいか、というのがよく話題になる。これに対する「正しい答え」はもちろん無い。あくまでも見る人の主観による。そこに住む人間にとっては、自分の家から見える山の姿が一番美しいに決まっている。

チャオ御岳スノーリゾートから

乗鞍岳をアップで

 北アルプスの南端に位置する乗鞍岳は、わが御嶽山と同様、南北に長いカルデラ火山だ。日本アルプスの西側にある高山市から眺めると、その全貌がよく分かる。御嶽山から見ると、乗鞍の南側斜面だけが見えることになる。ここからは僕の個人的見解なのだが(ただし賛同者は多い)、御岳から見る乗鞍は、単独でスッキリと裾野を広げる姿が雄大で実に美しい。間に邪魔な高山がなく、さらに北アルプスが後ろに隠れて見えないからだ。

 日和田高原から見る乗鞍岳。ここから木曽方面に向かうと、高所に登らない限り乗鞍は見ることができなくなる。現在は木曽町に併合された旧三岳村(みたけむら)からは、乗鞍岳、御嶽山、木曽駒ヶ岳が三つとも見える。それが村名の由来だった。

 木曽町の三岳地区と開田地区(昔の三岳村と開田村)からは、どこからでも御嶽山が良く見える。この辺りの住民は、いつも御嶽山を見ながら生活を営んでいる。木曽市街まで買い物に行くと、帰りには古橋のガソリンスタンドの前で御岳が出迎えてくれる。

 木曽町の黒川度地区にある黒川ダム。寒い時期にはカルガモの群れがいつもここに留まっている。水面が所々結氷しているのが分かる。今年は例年より少し寒いようだ。そう言えば、今朝になって諏訪湖も全面結氷したというニュースを見た。

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