3月4日の全国的な風雨により、御嶽山周辺でも雪解けが一気に進んだ。この時期一番問題となるのが道路の凍結。通行により道路の雪はしっかり固まって氷になっている。その上に雨が降ると、ツルツルのスケートリンク状態になってしまう。あまりにも危険なため、翌日には濁河温泉からスキー場に向かう道路が通行止めに。旅館の宿泊客も帰宅できず、半日の足止めとなった。
御嶽山の姿も先週とはずいぶん違って見える。春は確実に近づいてきた。毎日除雪する駐車場の雪は、日射によってかなり溶けて3ヶ月ぶりに白線が見えている。もちろんこのまま暖かくなることはない。まだ何回か雪も降るだろうし、五月まではスキーやボードを楽しむことができる。それでも日差しの強さはすでに真冬とは大違いだ。
溶けた雪が旅館の屋根から滝のように流れ落ちる様子。宿泊客にも人気の絶景だ。しかし落下する氷柱で窓ガラスが割れることもあるので、従業員が苦労して氷柱を落としている。
この部分、僕にはダースベイダーに見えるがどうだろうか。
山を下りた後に所用で松本へ。すっかり春めいた風景が広がる。遠くに北アルプスの山々が霞む。中山地区から眺めるこの風景は僕のお気に入り。松本市街が、いかにも「岳都」と呼ぶのにふさわしいたたずまいを見せる。