二月の夜空はにぎやか(スーパームーンも!)

星空&宇宙

初旬:細い月と惑星の接近

中旬:惑星同士の接近

19日:スーパームーン

 2019 年の二月は、月と惑星で楽しみなイベントが多い。一番目立つのは、なんといっても 19 日の夜半に見られる「スーパームーン」だ。満月の正確な時間が 20 日の 0:54 時なので、19日の晩にちょっと夜更かしをして月を眺めるのがおすすめ。正確に言うと月が近日点(地球に最も近づく点)を通過するのは 19 日の 18 時頃なので、夕方昇ってくる月の直径が今年最大となる。

 スーパームーンも良いけれど、見ていてなかなか美しくてスマホで撮影すればたぶん「インスタ映え」すると思われるのが月初めに連続してみられる「月と惑星の接近」だ。1/31、2/1、2/2の三日連続で、それぞれ木星、金星、土星が明け方の空で細い月のすぐ近くに見える。2/5が新月なので、細くてシャープな月が明るい惑星と次々に接近して行くのを見るのは、「早起きして良かったな!」と思える瞬間だ。最近のスマホは高性能なので、がんばって早起きすればとっておきの一枚が撮影できるかも。

 次のおすすめは中旬に見られる「惑星同士の接近」。まず、スーパームーンと同じ 19 日頃、明け方の空で金星と土星が大接近する。簡単に見つけられるので、ちょっと早起きしてみよう。肉眼でも楽しめるが、双眼鏡などを使用すると、色が微妙に異なる二つの明るい惑星を同一視野で眺めることができる。

 さて、最後に紹介するのが、これぞ星のおじさん一押し、13 日から 14 日にかけて宵の空に見られる「火星と天王星の大接近」だ。天文好きなら見逃せないイベントだが、双眼鏡が必要なのでちょっとハードルが高い。なぜ一押しなのかというと、一般の人が天王星を見られる機会というのはなかなかないから。火星は 1.0 等の明るさだが、天王星は 6 等なので肉眼で見るのは難しい。したがって少なくとも双眼鏡が必要となる。


画像:ナショナルジオグラフィック – 日経BP

 もちろん双眼鏡で天王星がこんな風に見えるわけではないが、直径が地球の四倍以上もある巨大な「氷の惑星」を自分の目で見られるのは感動だ。双眼鏡で見るコツをちょっと紹介しておこう。まず、13日が近づいてきたら、予め夕方の空で火星の位置を確認しておくこと。そして当日は、火星の少し左下、距離にして月の直径二つ分のところに青白い星が見えたら、それが天王星だ。

 ここで天王星について簡単におさらいしておくと、太陽からの距離は地球の 20 倍もある。だから直径が地球の 4 倍もあるのに 6 等星にしか見えないのだ。そして太陽の周りを 84 年もかけてゆっくり回っている。もう一つの特徴は、上の写真からも分かるように、公転軸に対してほぼ横倒しの状態で自転していること。その原因は今のところ不明。


画像:NASA。Artist’s Concept of Voyager

 さらに、土星のような輪があることも特徴。この天王星の輪は惑星探査機ボイジャー 2 号が最初に発見したもの。ボイジャー 2 号は、天王星と海王星の観測に成功した後、2018 年に太陽系から脱出し、現在は恒星空間を遙か彼方へ移動中なのだが、依然として宇宙空間の情報を送り続けている。NASA によると 2030 年まではボイジャー 2 号との通信を維持できるという。なにか貴重なデータが送られてくる可能性があるのだ。

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