Nakasendo

2018年12月17日 ようやく冬景色

 開田高原の風景。収穫の終わった白菜畑の向こうに見える御嶽山は真っ白だ。開田高原では道路に雪は見られないが、この時期になると住民はほぼ 100% スノータイヤに替えている。それでもこの時期にはアイスバーンになることが多く、道路端で「...
Space

謎の小惑星 ファエトン

 今年も「ふたご座流星群」の季節がやってきた。12 月 14 日の 21 時ごろ、出現の極大を迎える。上弦の月が夜半には西に沈むので、15 日未明にかけて理想的な条件で流星観察ができる。もちろん本年最大の流星イベントであり、1 時間あたりの...
Earth

縄文の食品サンプル

 「美味しいものが食べたい」という欲求は、人類をここまで進歩させた原動力のひとつだ。単に空腹を満たすだけでなく、ぼくらのご先祖はうまいものを食べるために様々な工夫をしてきた。そしてその努力は今でも続いている。  下の写真は、若狭三方縄...
Nakasendo

蜂の子うまいか・・・

「長野県民は下手物食いだ」だと思っている人はかなり多い。信州人は本当に「虫を食う人々」なのかというと、実際に虫を食べる機会はそれほど多くはない。旅館やレストランなどで味付けした蜂の子を出すところがしばしばあるので、他県人にそんなイメージを持...
Nakasendo

紅葉ガ丘(木曽町)とっておきの散歩コース

 足下に踏みしめる林道は、フカフカの落ち葉に覆われている。毛足の長い絨毯の上を歩いているような贅沢な気分になる。一年のうち、この時期しか味わえない感触だ。林道なので車は通らず、散歩する人たちは掃除などしないので、たぶん雪が降るまでは...
Essay

忘れられない国(八) “カバダ” ザ・ワーカーズタウン

 ぼくの仕事場は、レインフォレスト(熱帯雨林)から材木を切り出すオペレーションの最前線。だからグリーンビルの町には居場所がない。会社の宿舎はあるのだが、日用品や資材などの買い物に来た日に立ち寄るだけで、その宿舎に泊まることはほとんどなかった...
Earth

水月湖の奇跡 – その 5(「年輪」と「年縞」)

 水月湖の年縞は世界に誇る日本の宝だ。でも三方湖畔にある年縞博物館の知名度はというと、同じ福井県の勝山市にある「恐竜博物館」には遠く及ばず。扱っている対象が恐竜に比べるとずっと地味な「湖底の堆積物」なので、まあ仕方ないのかな。  しか...
Space

十一月・十二の星空

 飛騨頂上や摩利支天山にはうっすらと積雪が見られるが、濁河温泉は11月初旬でもご覧の通りまだ晩秋の雰囲気だ。暖冬少雪の噂もチラホラ。それでも朝の気温は零度を下回っているので、数日中にはここも一気に冬景色となるかもしれない。  これ...
Earth

水月湖の奇跡 – その4(行ってきました!)

 ようやく訪れた水月湖訪問の機会。二日間で得た雑然とした印象やじんわりとした感動を整理して文章にまとめるのには、少し時間がかかりそうだ。とりあえず今回は、自分の目で見た水月湖の姿と周辺環境を手短に表現してみようと思う。  この日、...
Space

あぁ 砕け散るさだめの星たちよ

 夜空に輝く星(惑星を除く恒星)は、僕たち人間と同じように、生まれて、成長して、そして寿命が尽きると死んで行く。その終わり方は様々だ。  静かにしぼんで行くか、あるいは華々しく大爆発するか。ちなみに星の場合、「寿命が尽きる」というのは「燃...